旗竿地の魅力について考えてみた

不動産

こんにちは、ふじやです。

今回のテーマは、旗竿地

旗と竿のようなかたちをしている敷地(土地)のことです。
道路に接している部分が細く竿のようになっており、奥に進むと広くなっていて旗のように見えるためこのように呼ばれています。
旗竿敷地、敷地延長(敷延・しきえん)、路地状敷地などと呼ばれることもあります。

旗竿地って、日当たりがあまり良くなさそう…圧迫感があるのでは…?と、以前はあまりいい印象がなかったのですが、様々な方に話を聞いていくと、好んで旗竿地を探す方もいらっしゃるとか!

実際にハウスメーカーで旗竿地に住宅を設計をした経験や、不動産会社で聞いた話を元に、旗竿地の魅力について考えてみようと思います!

魅力①駐車スペース

他の敷地には無くて旗竿地にはあるもの、それは路地状の部分。

ここがどれくらいの幅か、長さかによって使い道は色々と変わると思いますが、まず一般的に言われるのは駐車スペースとしての活用ですね。
駐車ができて、乗り降りや通行ができる幅があれば可能です。
縦列駐車で複数台…といったこともできると思います。

その分、奥のスペースは住宅のためにしっかり確保できますね。

魅力②アプローチ

設計していてわくわくしたのは、玄関までのアプローチを工夫して楽しめる!ということ。

路地状部分は細長いので、奥行き感があります。

豪邸は玄関までの道のりが長く、その途中でお客さんを楽しませる目線の誘導をする(アイストップをつくる)、といったような話を聞いたことがあるかもしれません。

そう、そのわくわく感を作れるんです!

足元に照明を仕込んだり、ゲートを作ったり、仕上げの材料を工夫したり…いろいろと考えられますね!

魅力③遊び空間

お子様のいるご家族は、路地状部分をお庭として遊べる!と喜ぶ方もいらっしゃいます。

プール遊びをしたり、縄跳びをしたり、ご家族でDIYをしたり、自転車のお手入れなんかもいいかもしれません。

しっかりとしたお庭を作ろうと思うとその分のスペースを確保しなければなりませんが(その分土地の値段もUP)、旗竿地であれば路地状部分をそのまま活用できます!

魅力④安全性

これも小さなお子様がいらっしゃるご家族の意見。

玄関から道路が近いと、いきなり子どもが飛び出してしまうかもしれなくて怖い!でも、旗竿地だったら路地状部分があるから安心感がある、と!

これは気づきませんでした。たしかに、都心では玄関から出たらすぐ道路!状態の住宅を多々見かけます。
でも、路地状部分があればその状態は必然的に回避されますね。

魅力⑤静か

周辺の状況によりますが、道路が近いとやはり車が通る音、人の話し声など、少しうるさいな、と感じることもあると思います。

しかし旗竿地は住宅が道路から離れているので、比較的静かな環境になるのではないでしょうか。

魅力⑥やっぱり価格

周辺の相場よりも土地の値段が安いことが多いです。
安い上に、駐車スペースやお庭として路地状部分を活用できれば、無駄のない敷地の使い方ができていいですよね!

ただし、建築の工事費用が高くなることが多いので注意です。
レッカーが入れない、トラックが入れない、となると、建築場所に近づけないので、小さな車で何往復もしたり、人の手で運んだりしなければならなくなり、人件費や手間代がかさんだり、工事期間が長くなったりします。

工事費用がどれくらい高くなるのかを検討して、土地の購入を決めるのがベストですね。

以上、私が考えた旗竿地の魅力でした。

デメリットと考えられる日当たりや圧迫感は、ライフスタイルや設計次第で改善できることも多々あります!
旗竿地、気になったらぜひ検討してみてください。

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