こんにちは、ふじやです。
今回は、不動産用語「SLDK」ってなに?というテーマです。
家を探しているとき、2LDK、1DK、2K、3SLDK…など、いろんな表現があって混乱したことはありませんか?
特に都心部ではSが多く見られます。
そもそもダイニングとは?から、4LDKと3SLDKの違いまで、解説していきたいと思います。
L(リビング)D(ダイニング)K(キッチン)
L、D、Kはそれぞれリビング、ダイニング、キッチンのことです。
そもそも、リビングとダイニングってなんだっけ?と混乱している方もいらっしゃると思います。
とても簡単に表現すると
リビング … ソファ+テレビを置くところ。居間。
ダイニング… 食事するところ。食堂。
です。
以前は日本の住宅は、キッチン(台所)、ダイニング(食堂)、リビング(居間)が全て別々であったり、キッチン(台所)とダイニング(食堂)が一緒でリビング(居間)が独立している、という間取りが多かったと思います。
今はリビングダイニングキッチンがひとつのお部屋であることが多いですね。
LDKとDKの違い
今はLDKが一つのお部屋であることが多いので、リビングとダイニングの境目が曖昧です。
そのため、お部屋の表現方法としても、LDKとDKの違いもわかりにくかったりします。
不動産公正取引協議会は下記のように基準を定めています。
居室(寝室)数 | DK | LDK |
1部屋 | 4.5畳 | 8畳 |
2部屋以上 | 6畳 | 10畳 |
感覚的に表現すると、
ある程度広く、ソファを置けるくらいのスペースであればLDK
ダイニングテーブルで精一杯の場合DK(リビングは無し)という感じです。
ぶっちゃけ、上記の基準通りに表現されていない広告の間取りも多々見られます。
ひとつの目安…くらいに思っておいた方がいいかも。
3LDKの3とは?
〇LDK、〇DKなどアルファベットの前についている〇の数字は、LDK以外の洋室、和室など居室の数です。
寝室、子ども部屋、和室などですね。
Sとは?
〇SLDKのSは、サービスルームのことです。納戸と呼ぶこともあります。
不動産屋さんに、お部屋とほぼ一緒なので、4LDK=3SLDK と考えればいいですよ、と言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これ、どういうことかというと、法規上は居室とは呼べないけれど、居室と同じくらいのスペースがあるお部屋、ということなんです。
建築基準法では、「採光計算」という考え方があります。
居室は、そこで人が生活するお部屋なので、ある程度自然光が入らないと健康に悪いよ!光の入る基準を定めたから計算して満たしてね!という内容です。
計算には、お部屋の広さや隣地・道路境界線からの距離、窓の大きさや高さなどが影響します。
角部屋ではないマンションでは、真ん中あたりに無窓の部屋があったりしますが、これはサービスルームになるわけです。(LDKと共通で採光を確保するような例外もあります。)
また、戸建住宅で、隣地境界線と近い1階のお部屋などは、計算上サービスルーム(納戸)になりやすいです。
そしてこれもぶっちゃけると、どう見ても3SLDKなのに4LDKと表現している広告も多々見かけます。
気になる場合、疑問に思った場合は不動産屋さんに聞いてみてもいいと思います。
以上、「SLDK」ってなに?というお話でした。
3LDKで検索していてもなかなかヒットしない、というとき、2SLDKも視野に入れるなど工夫してみてくださいね。
Sの意味を理解した上で、自分に合ったお部屋探しを!
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