こんにちは。ふじやです。
前回の記事で、
・生活動線とは?
・注文住宅での間取りの工夫
についてお伝えしました。
(めちゃくちゃざっくりいうと)生活スタイルを考えて、間取りをつくればいいんだね~ということでしたが…
じゃあ、間取りが決まっているマンションや建売は、どうしようもないんじゃないの!?
と思うかもしれません。
いいえ、少しの工夫でより住みやすくできるんです!
工夫①家具の配置
マンションや建売では、間取りをガラッと変えることはもちろんできません。
しかし、家具の配置を工夫することはできます。
例えば、LDKに棚を置いていたとします。
その棚には、家の鍵や仕事道具等、外に出るときに必ず持っていくものや、頻繁に持ち歩くものを置いているとします。
その場合、図のAの位置だと、別の部屋や玄関から遠く、動線が長くなってしまいます。
一方、図のBの位置だと、少しダイニングテーブルをずらすだけで、動線が短くなります。
これはほんの一例ですが…このように、家具配置の工夫で動線を短くすることができます。
工夫②物の配置
みなさんは物の位置、どうやって決めていますか?
お皿はキッチン、テレビのリモコンはソファ横、など基本的には使う場所の近くだと思います。
でも、意識してみると、案外使わないものがそこにあったりしませんか?
リビング横の収納に滅多に見ないアルバムがあったり
洗面室の棚に未開封のもらい物のタオルもあったり
リビングの本棚にほとんど読まない本があったり…
それぞれの収納の大きさが余るほどあればいいのですが、その分必要な物が入らなくなってわざわざ他の場所に取りに行くことが多くなっていたら、とても不便ですよね。
しかも一度場所を決めてしまうと、変えたほうがいいことになかなか気づかないものです。
どうやって配置を決めるのか
私がいつも物の収納場所を決めるときに考えているのは
一軍、二軍、三軍 です。野球好きです、はい。
一軍…一番便利なところ、立ったまま・座ったまますぐに取り出せるところ
二軍…しゃがんだり背伸びをしたり、少し頑張れば取り出せるところ
三軍…奥の方、手の届きにくいところ、取り出しにくいところ
一軍には、毎日使うもの、その場所で使いたいものを置きます。
必要に応じて棚や引き出しを新たに置いてもいいと思います。
逆に、使う頻度が低いものは二軍、三軍に落としましょう!
二軍には、週2~3回使うもの、その場所のやや近くで使うものを置きます。
三軍には、普段あまり使わないもの。使う場所は気にしなくてOKです。
食材だとしても、災害時の備蓄用であればキッチンに置く必要はありません。
このようなかたちでランク付けをして家具や物を配置すると、生活動線が短くなり、日常の無駄な動きが減ります。とても楽です。
まずは調味料の配置だけでもいいので!ぜひ考えてみてください!!
間取りは変えられなくても、自分自身の生活スタイルを考えて、工夫してみてください!
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