こんにちは、ふじやです。
アイストップという言葉を聞いたことがありますか?
アイストップとは、人の目線の先に自然と注意を向けるように意図的に置かれた物のことです。
人は、目線が定まると安心感や安定感を感じます。
また、見てほしいところとそうではないところを明確化することで、空間に対してより良い印象付けをすることもできます。
住宅の設計時には動線を考えながらアイストップも意識します。
そしてこの考え方は、日頃のインテリアコーディネートでも使えます!
ちょっと意識するだけで、今よりもっと素敵な空間、居心地の良い空間に!
その考え方の例をお伝えします。
玄関
一番わかりやすいのが玄関。
玄関ドアを開けた正面に、絵や写真、お花などを飾りましょう!
お客様が初めて来た時、玄関ドアを開けて素敵な飾りが目に飛び込んで来たら、「お!なんだかおしゃれな家だ!」という印象になりますよね。
また、毎日帰宅したときに好きな物が目に入れば、気分が良くなるものです。
玄関はお家の顔。ここでインテリアの最初の印象が決まります。
また、戸建住宅の間取りづくりでは、玄関正面に坪庭をつくり、FIX(はめ殺し)の窓を設けて緑が見えるようにする計画も人気ですね!
リビング
玄関よりも大きな空間で、要素が多くなるリビング。
おすすめのアイストップの場所は入口の対角!
部屋に入って最初に目線が行きやすい場所であり、部屋の奥に視線を誘導することで、空間の広がりを感じさせる効果もあります。
リビングはある程度大きな物でも置きやすいので、観葉植物やフロアランプ、大きめの絵などを飾るといいと思います!
私の自宅リビングでも、対角がちょうど窓の近くなので観葉植物を置いています。
廊下、階段
廊下や階段は無機質な空間になりがち。
廊下の突き当りや階段を上った先、降りた先に飾りがあると一気に華やかになったり、ほっとしたりします!
よく、旅館やホテルの長い廊下の突き当りにも、お花や絵が飾ってありますよね。そのイメージです。
間取りづくりの段階であれば、飾り用のニッチを作っておくのもおすすめです!
■ニッチのおすすめの計画はこちら
番外編:外構アプローチ
インテリアではないのですが、戸建住宅の場合は外構アプローチにおいてもアイストップは重要です。
都心の狭小地でない限り、敷地に入ってから玄関まで、少し距離があると思います。
その時、敷地の入口からストレートに玄関へ繋がるアプローチだとどうでしょうか。
目線の動きはなく、玄関ドアにしか目が行かず、ドアが開いている場合は中が丸見え。
それより、アプローチをクランクさせて、正面に植栽やおしゃれな門柱を設ける方がわくわく感がありませんか?
玄関の中が丸見えになることもなく、プライバシーにも配慮できます。
以上、アイストップについてのお話でした。
ちょっと意識するだけで一気に素敵な空間にすることができるので、ぜひ取り入れてみてください!
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