こんにちは。ふじやです。
みなさん、「生活動線」って聞いたことありますか?
注文住宅で間取りをつくるとき、既存住宅(賃貸、マンション、建売など)で家具や物を配置するとき、生活動線を意識するととても暮らしやすくなるんです!
今回は、注文住宅で間取りを考える際の生活動線の工夫ポイントについてお伝えします。
生活動線とは
生活動線とは、
日常生活で住宅の中を移動する経路を線で表したものです。
例えば、Aさんの帰宅後のルーティーンは、
帰宅 → コートを脱ぐ → 手を洗う → ソファに座る だとすると、
玄関 → クローゼット → 洗面室 → リビング と動く経路が動線となります。
しかしBさんの場合、
帰宅 → 手を洗う → コートを脱ぐ → 水を飲む だとすると、動線は
玄関 → 洗面室 → クローゼット → キッチン となります。
このように、人それぞれ生活スタイルによって生活動線は異なります。
住宅を設計する時には必ず生活動線をイメージしながらつくっていきます。
注文住宅であれば、
Aさん邸には、玄関横にコートをかけられるクローゼットをつくりましょう
Bさん邸には、玄関近くの洗面室がいいですね
という風になるわけです。
家事動線
では、一番考慮したい生活動線はなんでしょうか。
おそらく、多くの人にとって最重要とされているのは「家事動線」だと思います!
日常生活の中で毎日行うことで、負担と感じやすい家事。
少しでも効率よく、スムーズに行いたいですよね。
おすすめの家事動線配慮の間取り
注文住宅の設計をしていてご希望の声が多かった間取り、喜ばれることが多かった間取り、私自身が毎日家事をしていて便利だと思う間取りについてお伝えします!
①水廻りをまとめる
キッチン、洗面室、浴室、トイレ…この水廻り四点セット(今名付けた笑)!
それぞれの距離が近いととても便利ですよね。
家事って、料理をしながら洗濯を回したり、お風呂掃除をしたり、マルチタスクで行うことが多いものです。そんなとき、離れていたり、フロアが違っていたりすると動線がとても長くなり、めんどくさいし時間がかかるし…やる気も低下しそうです…。
なので、水廻り四点セットをまとめる、おすすめです。
②洗濯動線を短くする
洗濯って、洗う→干す→片づける の工程がありますよね。
それぞれの場所が離れていると、結構大変!水に濡れた洗濯物ってかなり重いので、階段を上って干しに行くのは量が多いと重労働だったりします。
洗濯機、干す場所(バルコニー、お庭、部屋干しスペース)、収納場所(クローゼット)ができる限り近い間取りにすることをおすすめします!
まとめ
自分自身の生活スタイル・生活動線を振り返り、より暮らしやすい間取りを考えていきましょう!
次回は、生活動線とは?②注文住宅でなくても工夫できる!についてお伝えする予定です!
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